よくある相談と私の考え
どうしたら役所が一緒に対策してくれるようになりますか?
役所の動物担当の主な仕事は、動物に起因する地域環境被害の防止、改善です。
市民の大切な税金で仕事をしていますから、動物愛護よりも、市民の生活環境の問題の改善が優先されるのは止むを得ないことだと考えられます。
役所の仕事では、動物に関心のない方も含めた全市民に対する「公共性」「説明責任」が常に求められるのです。
役所の担当者は、共に動物愛護を目指す仲間ではありません。
もちろん、動物愛護に敵対している訳でもありません。
動物愛護とは立場も視点も全く違うというだけのことです。
役所は、ノラ猫の苦情を減らしたいと考えています。そのためには、ノラ猫による地域環境被害を減らさねばなりません。
この点においてこそ、地域猫活動をしたいと考える愛猫家の方との利害の一致があります。
ですので、愛猫家の方は、役所について、立場は全く違うけれど利害は一致する「ビジネスパートナー」だと考えるのがよいと思います。
立場が違うからこそ、連携すると多角的な作戦を遂行できるので、強力なパートナーとなります。
役所の担当者も人間です。
窓口では仕事上の立場で話せざるを得ませんが、本音は別のことも当然あるのです。
市民に喜ばれている活動を、大変なのに不平も言わずにコツコツと続けている人がいたら、出来る範囲内ではあっても、手助けできないものかと心動かされるのが人情です。
実際に、「あの人が市民のためにあれだけやってくれているのに、自分たちが何もしないのはおかしい。」と考え、連携するに至った事例がいくつもあります。
逆に、常に要求ばかりで責め立ててくる人がいた場合、「付き合いにくいな」と敬遠されてしまうかもしれません。
私としては、以下をお勧めします。
-
担当者を責めない。とにかく仲良くなる。
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活動レポート(市民に喜ばれていることが分かるもの)を作り、担当者に渡す。その際、「課長や係長にも読んでいただけたら」と複数枚を渡す。
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「猫の苦情、多いですか?」など、役所側の事情を聞いてみる。
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活動内容に賛同してくれるようになったら、「ちょっと現場を見てみませんか?」と1回だけ現場に同行してもらうなど、できるだけハードルの低い内容からお願いしてみる。もし断られても気にせずに、別の機会にまた頼んでみる。
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そうやって、少しずつ信頼関係を築いていく。
言うは易し、で実際には大変なことだらけだと思いますが、「役所に嫌がられても得なことな何もない」と考え、ビジネスパートナーだと思って、WIN-WINの関係を目指してください。
ただし、「役所の下請け」にならないように気を付けてください。
無理なことや気が進まない依頼は、「笑顔で丁重に断る」という大人の作法も大切です。
地域の合意はどうやったら得られるのでしょうか?
「地域猫活動」は、愛猫家の間では知られていますが、動物に関心のない一般市民にはまだまだ知られていません。
市民の大切な税金で仕事をしていますから、動物愛護よりも、市民の生活環境の維持・向上が優先されがちなのは、止むを得ないことだと考えられます。役所の仕事では、動物に関心のない方も含めた全市民に対する「公共性」「公益性」が常に求められるのです。
役所の担当者は、共に動物愛護を目指す仲間ではありません。もちろん、動物愛護に敵対している訳でもありません。
動物愛護とは立場も視点も全く違うというだけのことです。
役所は、ノラ猫の苦情を減らしたいと考えています。そのためには、ノラ猫による地域環境被害を減らさねばなりません。
この点においてこそ、地域猫活動をしたいと考える愛猫家の方との利害の一致があります。
ですので、愛猫家の方は、役所について、立場は全く違うけれど利害は一致する「ビジネスパートナー」だと考えるのがよいと思います。
立場が違うからこそ、連携すると多角的な作戦を遂行できるので、強力なパートナーとなります。
役所の担当者も人間です。
窓口では仕事上の立場で話せざるを得ませんが、本音は別のことも当然あるのです。
市民に喜ばれている活動を、大変なのに不平も言わずにコツコツと続けている人がいたら、出来る範囲内ではあっても、手助けできないものかと心動かされるのが人情です。
実際に、「あの人が市民のためにあれだけやってくれているのに、自分たちが何もしないのはおかしい。」と考え、連携するに至った事例がいくつもあります。
逆に、常に要求ばかりで責め立ててくる人がいた場合、「付き合いにくいな」と敬遠されてしまうかもしれません。
私としては、以下をお勧めします。
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担当者を責めない。とにかく仲良くなる。
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活動レポート(市民に喜ばれていることが分かるもの)を作り、担当者に渡す。その際、「課長や係長にも読んでいただけたら」と複数枚を渡す。
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「猫の苦情、多いですか?」など、役所側の事情を聞いてみる。
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活動内容に賛同してくれるようになったら、「ちょっと現場を見てみませんか?」と1回だけ現場に同行してもらうなど、できるだけハードルの低い内容からお願いしてみる。もし断られても気にせずに、別の機会にまた頼んでみる。
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そうやって、少しずつ信頼関係を築いていく。
言うは易し、で実際には大変なことだらけだと思いますが、「役所に嫌がられても得なことな何もない」と考え、ビジネスパートナーだと思って、WIN-WINの関係を目指してください。
ただし、「役所の下請け」にならないように気を付けてください。
無理なことや気が進まない依頼は、「笑顔で丁重に断る」という大人の作法も大切です。