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猫好きでもないのに

更新日:2020年10月10日

猫好きでもない私が、なんで地域猫活動というものにハマっているのか、よく自問自答しています。


様々な価値観を持つ人々が、どうやったら共存できるかをよく考えています。

人はみな、自分の価値観を支えに生きています。

逆に言うと、価値観だけは誰にも譲れない。

100人いれば100の価値観があって、それぞれが「私の考えが正しい」と思っている訳です。

だから、人はすぐに争うのですが・・・。

地域猫活動は、それぞれの価値観には、一切踏み込みません。

ただ目の前の、みんなの共通課題「ノラ猫が多すぎて、困ったことだ」の解決だけを考えます。


私もそうなんですが、すぐに人は、「こんなことになったは、〇〇さんのせいだ。だから、あの人が責任をもって解決すべきだ。」と言って、すべてを押し付けて終わりにしようとします。

原因者ということにされた(実際、主たる原因者のこともよくあります)〇〇さんに解決能力があれば、それでもいいのかもしれません。

でも〇〇さんには解決できなかったからこそ、問題が大きくなっているのであって、改めて〇〇さんに「さあ、あなたが解決しなさい。」と言ったって、出来る訳がないのです。

出来ない人にやれと言ったって・・・。

それに、問題が大きくなるまで見て見ぬふりをした人たちにも、責任はあります。


色んな思いがあります。

「猫が好き」「猫が嫌い」「猫が可哀想」「あの人のせいだ」「私だけのせいじゃない」「なんで私がやらなきゃいけないのか」


地域猫活動の特徴は・・・、

1 誰のせいか、ということには踏み込まず、手早く解決することだけに頭を使う。

 ※誰のせいか、という議論は、解決にはつながらないのだから、非合理的。

2 地域みんなの生活環境に関わることだから、地域のみんなで課題を共有する。

3 猫が好きだろうが嫌いだろうが関係なし。誰の価値観も絶対に否定しない。

4 誰の過去の行動も非難しない。「これからはどうしましょうか」と未来志向で考える。

5 「出来る人が出来る範囲で」をモットーとし、誰にも何も強制はしない。


課題解決に特化した非常に合理的な考え方で、とても私の好みなのです。

そして、誰も傷つけない。

そんなところが好きなのです。


そうは言っても、現場では色々ありますよね。

そのことは、また書きます。

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