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愛護「プラスアルファ」

地域猫活動は、地域の人とコミュニケーションを取ることによって、住民一人ひとりの心にある「猫との共生を阻害している要因」(=ふん尿被害や、餌を与えている方との感情的トラブルなど)を丁寧に聞き、「これからは良くなる」と思ってもらえるような対策をすることで安心を提供し、人と猫が共生する地域づくりをするものです。


したがって、よく言われるように、「地域猫活動は、猫を相手にする活動ではなく、地域住民を相手にする活動」です。


ですが、4月22日の記事にも書いたように、人それぞれ、得意なことと不得意なことがあります。置かれている状況も様々です。


人と話すと緊張して何も言えなくなってしまう方もいます。

猫をめぐってすでにご近所とトラブルになっていて、とてもではないけれどご近所と仲良くコミュニケーションを取れる状態ではない方もいます。


誰もがすぐに地域猫活動ができるとは思えません。


でも、愛猫家であれば、猫が地域の嫌われ者にならないように、何かひとつはしてほしいなぁ、と私なんかは思うのです。


ただ可愛がるだけでなく、もう一歩前に進んで、人と猫が共生できるようにするにはどうしたらよいかを考えてほしいのです。


いきなり話が変わりますが、私は若い頃、本当に子どもが苦手でした。

電車とかで子どもが近くにいると「困ったなぁ~。ついてないなぁ。」などと、冷たいことを考えていたものです。

ですが、自分に子どもができたとき、理屈抜きで可愛いと思いました。

そして今、自分の子どもが地域で可愛がってもらえるように、当然、ご近所には気遣いをしています。


自分の子どもがいたずらをして近隣に迷惑をかけたときに「子どもなんだから、多少のいたずらは当然でしょ。それをあんなに目くじら立てて。あの家は子どもが嫌いなんだよ。」と言うでしょうか。

それとも、すぐにその家に飛んで行き、謝罪するでしょうか。


私の場合は、謝罪します。

なぜなら、ウチの子どもが地域の大人から嫌われてしまったら可哀想だからです。


子どもは可愛がるのが当然、とは私は思いません。

猫は可愛がるのが当然、とも私は思いません。

(猫を可愛がることは素晴らしいことだと思いますが、社会共通の「当然のこと」とは思いません。)


親が、子どもが地域で嫌われないように近隣に気遣いするのと同様に、猫が地域で嫌われ者にならないように、愛猫家の方は、愛護に加えて、「プラスアルファ」をお願いしたいのです。「プラスアルファ」をすることで、誇り高き愛護家であっていただきたいと思うのです。


愛護に加える「プラスアルファ」は、たとえば・・・。

1 飼い猫は完全室内飼育をしていますか。

2 飼い猫の去勢不妊手術はしていますか。

3 エサやりしている外猫に、去勢不妊手術はしましたか。

4 他地域から猫を集めないよう、エサやりは定点定時のセオリーを守っていますか。

5 エサやりの際、周囲の清掃をするなど、近隣に配慮していますか。


地域の愛猫家さんの多くが1~5を実行すれば、地域猫活動をしなくても、地域環境は劇的に改善します。

その結果、猫が嫌われにくくなります(逆に言うと、愛されやすくなる。)。



「プラスアルファ」

できることから始めてみませんか。

今すでに何かをしている方は、さらにもうちょっと、やることを増やしてみませんか。

誇り高き愛護のために。

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