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執筆者の写真Nobuo Ishimori

地域猫活動は愛

更新日:2020年10月10日

3月に、ねりまねこさんのシンポジウムに呼んでいただいて、その打上げの席でゴールゼロの齋藤先生と楽しくお話ししたのですが・・・。


とある、ノラさんの手術に協力的な獣医さんは、緊急の場合に限り、夜間の診療も受け付けていたそうなのですが(そういう先生、多くいらっしゃいますね)、ボラさんたちが、日中の混んでいる時間を避けたいと、夜間にばかり先生を呼び出して手術をお願いしたそうです。

「それは先生に対する思いやりがないよね~」という話になったのですが、そのとき思わず口に出たのが、「地域猫活動は愛」。

齋藤先生も「そーそーそー。地域猫活動は愛だよ~。」と言ってくださって、意気投合したのでした。


獣医さんに対する思いやり。

孤独な餌やりさんに対する思いやり。

ノラ猫被害で激怒している人への思いやり。

他のボランティアさんに対する思いやり。


そうやって、ボランティアさんが、地域の色々な立場の人たちに思いやりを示すことで、地域の人と人とをつないでいき、まちに平和をもたらすのではないかと。

地域猫活動のボランティアさんって、平和の使者なんではないかと思ったりします。


だから、「地域猫活動は愛」。

愛とは、「他者の思いに対する、目一杯の想像力」だと思っています。


誰もが、自分の話を聞いてほしい。

誰もが、自分が一所懸命に生きていることを認めてほしい。

どんなに不器用な生き方をしている人だって、心の奥底では、誰かとつながりたいと願っています。


実際には、超個性的な人も多く、理想どおりにいくことなんかありません。

現場は戦場みたいなものですから、自分の度量が試されますよね。


私も、ついついカチンときてしまうこともしばしばで、まだまだダメなんです。

それでも、以前よりは少しはマシになったような気がしています。

地域猫活動は、私を成長させてくれました。


「地域猫活動は愛。」

皆さんはどう思われますでしょうか?

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